更年期障害というと一般的に女性のみに起こる(閉経の前後5年間でのホルモンバランスの崩れが原因)ことと考えられがちですが・・・男性に起こるんです。
男性の更年期障害とは正式病名では”加齢男性性線機能低下症候群(LOH症候群)”といいます。
なぜ男性には更年期障害が起こらない、起こりにくいと考えられているのかというと・・・女性に比べて気付きにくいということが挙げられます。
男性更年期障害(LOH症候群)
さきに書いたように女性の更年期障害には閉経の前後5年間でのホルモンバランスの崩れといった区切りのようなものがあるのですが、男性にはそういった区切りがなく、じわじわじっくりと年齢を重ねることによってホルモンバランスが崩れていくことになるからです。
じわじわと崩れていく男性のホルモンバラスにより女性よりも更年期障害(LOH症候群)を気付きにくくなるというわけなんです。
症状としては、
- あんまり最近笑っていない
- なかなか眠れない(不眠が続く)
- 集中力が途切れるor続かない
などに心当たりがある場合は更年期障害の恐れがあります。
実際に男性の更年期障害ではまったく気にならないレベルの人も存在します。
ですが・・・肉体的にも精神的にも更年期障害によってあらわになってくるものもあります。
- 関節や筋肉に痛みを感じる
- 発汗
- 肩こりや腰痛がひどくなった
- 体がほてる
- 気持ちが憂鬱になることが多い
- 何もないのにフラストレーションを感じる(イライラする)
- 神経質になってきている
- 不安や心配事が増えていた
などは男性の更年期障害の特徴となる症状です。
これまでならまったく気にならなかったことが気になってきたり、ふいに気持ちが落ち込んだり、筋肉の衰えなどにより体が肥満傾向気味となりメタボリックシンドロームになるなど、男性の更年期障害も日常生活に支障きたすようになります。
上記に心当たりがある場合などは予防や対策に取り組むことをおすすめします。
男性更年期障害への予防や対策とは?
男性更年期障害へのもっとも効果的な予防や対策は、
- ストレスを溜め込まない
- 運動を定期的に行う
- 栄養バランスの取れた食生活
など悪い習慣のある日常生活の改善をすることが必要です。
運動に取り組むことはストレス解消にも繋がりますので定期的な運動は特におすすめです。
あまり運動習慣のない人であれば、まずはウォーキングやサイクリングといったものから始めてみることが良いと思います。
どちらも長時間取り組んでも体の疲れの感じにくい運動になるので定期的に行う運動としては継続的に取り組むことが出来るのではないでしょうか。
栄養バランスの取れた食生活は更年期障害に効果があるといわれる、大豆やナッツ類がおすすめです。
大豆に含まれるイソフラボンはめまいやほてりを改善する効果の期待がもてますし、ナッツ類にはビタミンEが豊富に含まれており更年期障害の症状を和らげる効果があります。
そのほか、ビタミンBが含まれるものなども冷え性や肩こりに効果があるので更年期障害の予防や対策にはおすすめです。
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